大学入学以降見てきた博物館的カテゴリ施設の特別展だったり企画展だったり、常設展だったりを随時追加 専門家でもなんでもないので見当違いの事を言ってたらすみません

 展覧会名に各展覧会公式サイトなどのリンク繋げてますがリンク切れてたら申し訳ない

 展覧会名の前に★が付いてるものは図録を持っています 気になったら言ってください

行ってないけど図録を持っているもの

仏像半島─房総の美しさ仏たち─

特別展 奈良 中宮寺の国宝

 

・学割が使える館が多い

・研究室に観覧招待券が届く

・大学がキャンパスメンバーズ

 等の理由でかなり安価で見れてます 美術館興味あるけど金かかるのはねえ(渋)という人は一旦調べてみて!常時無料の館も意外とあるので

 

 

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○2021.04.14

国立科学博物館
常設展
 パートナーシップを使って無料で入れるということなので早速大学帰りに行った あんまりゆっくり見れなかったけど特に小部屋に隕石が展示されてるところと360°シアターが好き 小さいころからたまに来てはいたけどこの歳になっていくと読める文字とかも増えて楽しい 

○2021.06.20

世田谷美術館
アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド─建築・デザインの神話
 駅からまあまあ歩く(バスで行った方が良い)けど閑静な住宅街という感じで、道中は小道があったり地面に和歌が書いてあったりして楽しい 世田美独特の構造がこうやって展示と組み合わさっていくんだなーというのを見れたし(カーブした木の壁、あと窓がデカくてすごい)、色々な家具が並んでいて可愛かった 建築の部分再現がある展示は大体好き 少し古い外国の建物とか、暮らしのわかる造形物を見てると自分の目の届かない範囲にも営みが広がってる感じがして不思議だし、昔そこに居たことがあったかもしれないみたいな感覚にもなる(この感覚自分でもかなりイミフだが、なる)

○2021.08.23

三鷹の森ジブリ美術館
常設展
 小さい螺旋階段とか空中通路がとにかく好き 小さいときに一回行っただけだったけど改めて行くといろんな作品の事を知れて本当に楽しい 屋上に巨神兵いるのも嬉しいんだよな 次行ったらカフェとかもしっかり堪能したい いつ行っても基本人が多いからね

○2021.12.25

東京国立博物館
常設展
 結局東博なんだよな なんでもあるもんな この時は曼荼羅を見に行った 常設展でこのボリュームなのやばい!博物館のボスという感じがして本当にかっこいい これもパートナーシップの恩恵で無料で入れる 学生のうちにもう少しちゃんと見ておきたい

三菱一号館記念美術館
イスラエル博物館所蔵 印象派 光の系譜─モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン
 西洋美術に関して自分はそこまで詳しくないんだけどモネとかゴッホの作品はやっぱさすがに見れたら嬉しい 今回特に印象に残ったのはレッサー・ユリイの「夜のポツダム広場」で、雨の日の空気感とか床に反射する街の光とか、こんなに印象だけ掴んで伝えられるものなのかと感動した 自分が油絵に対して苦戦した思い出が多いから、こういう絵を見ると「うわーうわうわ」と思いながら近づいたり離れたりして見てしまう

○2022.04.02

グラバー園・長崎伝統芸能
常設展
 長崎初めて行ったけどまず景色がめちゃくちゃ良い 緑と海と、あと船もよく行き来しててこういう街憧れるなあと思った グラバー園も再現展示があって嬉しかった 再現は作品の中に入れてる感じがするから好き 伝統芸能館はグラバー園の中にあって、なんかセット扱いっぽかったからまとめて表記したけど展示内容は全く違う こっちは時間なくてあんまりちゃんと見れてないんだけど「くんち」に使う道具がムーディなライトアップの下照らされててなかなか迫力があった 長崎また行きます

○2022.05.22

渋谷区立松濤美術館
SHIBUYAで仏教美術─奈良国立博物館コレクションより
 まず松濤っていう立地がエグイ!渋谷駅のすぐ近くとは思えないぐらい閑静で落ち着いていて感動した 主に普段奈良博に保存されている作品たちが渋谷に来てくださっているというのが面白かったし嬉しかった(仏様たちもここは都会ですねえと思ったりしてんのかな とか考えてた) 中心が吹き抜けになってて、そこから見える空にビルが無いのがすごかった 噴水に反射した光も綺麗だった

○2022.06.12

日本民芸館
仏教絵画 浄土信仰の絵画と柳宗悦
 受付が木の小窓になっててそこが最初にテンション上がった お札みたいなチケットも味があってよかった ここも都会にあるのに周辺を森?木?が囲んでて山奥に来たみたいだった 特に印象に残ってるのは種字曼荼羅の展示で、蓮の上に梵字がドドンと乗ってるのを見ると美術と信仰の境目が曖昧になる感じがして不思議だった 梵字ちゃんと勉強したい 民芸品っていうのも道具と美術作品の境界線みたいな部分について考えながら見るとなかなか楽しい 建物も歴史感じて心躍ったからまた行きたいんだけど個人的にすごい遠いんだよなー

○2022.06.25

五島美術館
館蔵 夏の優品展 動物の饗宴
 ここも遠かったなーでも住宅街の中に現れた森という感じで、夏なのもあって細田守作品みたいな雰囲気があった 名前の通り動物をテーマにした作品が多かったけど個人的には判じ絵も面白かった あとすごい接客が丁寧!(美術館は基本的に丁寧だけど、なんかレべチと思った)ホテルみたいだった… 庭が見られるらしかったから見るのもアリだったけどこの日用事あってパンプスで行ったから断念した もう少し涼しいときに機会があったら行ってみたい

○2022.07.31

東京都美術館
芸術×力 ボストン美術館展
 これガチで見に行って良かったなー都美だし休日だしで当然のように激混みだったんだけど、近くに寄らなくても展示楽しめる工夫がされてて都美様ホスピタリティ神でございますと思った 特に好きだったのは吉備大臣入唐絵巻で、グッズも買っちゃった 絵巻って時々これ可愛すぎるだろって感じのくすぐったい絵とか、あり得ないだろそれ(爆笑)という感じの描写があって、登場人物たちに感情移入しつつ読み解くのももちろん楽しいし、これを当時の人たちはどういう気持ちで読んでたんだろうってとこまで考えながら見てると本当に時間無くなる

第46回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門、書道部門、写真部門大会
 文化部高校生の青春と言えば総文という認識があってせっかくなので見てみた 自分は高校時代総文一切縁が無かったんだけどいざ入ってみると「絵上手い高校生絵うめ~」という尊敬の念で大溢れして、これがこの子たちの青春なんだと思うと美しい物見せてくれてありがとうという気持ちだった 高校生とはいえ今の時点で制作で飯食っていけるだろってレベルのものが多くて刺激になった

○2022.10.07

興福寺国宝館
常設展

 学科の何人かと奈良京都に実地研修しに行くという授業を取ったのでその一環で行った ここと後述の東大寺ミュージアム以外にも色々見たんだけど博物館というよりは寺社の面が強かったり時間の都合で大巻きしたところもあるので2つに絞って書く 個人的に見られて嬉しかったのは阿修羅像 阿修羅と言えば怒ってるイメージだけど興福寺の阿修羅は意外と華奢で親近感が湧いた、高校生のような体躯だった あと興福寺と言えば仏頭!日本史やってた人はもう語感で覚えてたんじゃないかなと思う 興福寺仏頭 意外と大きくて驚いた 有名人じゃないけど、教科書で見てた存在がいざ目の前に現れると結構感慨深い

 

東大寺ミュージアム
常設展

 まず入る前に大きい施無畏印与願印の「手」が設置されてて、こんなに大きければ確かに何かを救うよなと思った 千手観音と日光月光菩薩がカッコ良かったー 日光月光菩薩みたいな関係性ってオタクだと心躍る、昼夜で交代なのに両者揃って民衆の前に立って下さるのありがたすぎるな 揃ってるところ見た過ぎるという人間の願望ゆえの配置なのかもしれないな 千手観音は素敵すぎてポストカード買っちゃった 多いとか大きいとか、ラージ?の感覚は恐ろしさと美しさを同時に感じさせてすごい 自分が苦しんでる時に千の手が見えたら少なからず「救いだ」と思うだろうし 

 実地研修では他にも雲中供養菩薩(★平等院鳳翔館)とか百済観音(法隆寺大宝蔵院)とか、関東ではそうそう見られない存在をこの目で見ることができて本当に嬉しかった!特に百済観音って実際「観音」なのかという部分まで不確定で、造形もその年代としては異様で謎が多くてそういうところも含めて不気味かつ魅力的なんだけど、実際対峙すると本当にゾクゾクした 手の流れとか背筋の緩やかな曲がり方とか、少し官能的なのに一筋縄ではいかないような表情、あなたは何者なのか 何を見てきたのかと心の中で問うた 2025の奈良博国宝展のメインビジュアルに採用されてたのでまた見に行きたいなー

○2022.12.25

大倉集古館
企画展 大倉コレクション 信仰の美

 クリスマスに仏教の展示見に行くなんてメチャクチャですよ!と思いながら行って、そりゃまあという感じだけど空いていてじっくり見ることが出来た 大倉集古館初めて行ったけど建物がまず凄い!歴史ものの映画の舞台みたいだった 普賢菩薩騎象像が公開されてたんだけど、この頃の象って解像度があまり高くないのか(個人の考え)結構造形的にめちゃくちゃな部分があって、でもそれがむしろ特別感とか魅力を増長(ゾウだけに)させているのかなーとも思った

○2023.04.22

GAS MUSEUM
常設展

 この時金欠すぎて国分寺から自転車で行ったんだけど途中何回か心折れそうになった(そこまで遠くはないんだけど自分にお金が無いから今こうなっていますという現実がしんどかった)(開幕余談) 室内でガス灯をつけるっていう展示があって、これを実現させるために消防法とか色々なことについて考える必要があったらしい 博物館建築に関する話を授業で聞く機会多いけど、やっぱり一番出てくるのって消防法とか文化財保護法だから「室内で火をつける」ってそのパッション相当ですよと思った

国立ハンセン病資料館
常設展

 博物館にあるものは色々なことを教えてくれて、こんな形の恐竜がいて、こんな画家がこんな作品を残して、それらを見るだけでも良いんだけどそこから色々知ろうとしていくこととか自分なりの考えを持っていくことが出来れば個人的には尚良いと思ってて、それを改めて実感した場所だった 時々目を背けたくなるような表現もあるんだけど、「展示」という行為の持つ働きについて改めて考えることのできる場所だった 新秋津駅秋津駅の間が賑わってて雰囲気良かった

○2023.05.24

八王子市夢美術館
アルフォンス・ミュシャ展
 ミュシャの事別に詳しい訳ではないんだけどとにかく作品が魅力的だと思うし好きな作家の1人 行ける範囲で展示会があると聞いてすごく嬉しかった スラヴ叙事詩の「スラヴの菩提樹の下で誓いを立てる若者たち」という作品が特に印象的だった 元々コマーシャル系のイラストっぽい作品が好きだったんだけど、スラヴ叙事詩見てそのあまりの色遣いとか光の描き方の巧さに思わず「ミュシャしゃま♡」という気持ちになった 結構グッズが充実していて驚いた、「百合」(←植物)の柄のチケットホルダーを買った ミュシャ展毎年どこかしらでやってる気がするけどいつ見ても輝いていてすごいよ 

○2023.05.27

国立科学博物館
常設展

 授業の一環で行った  あんまり時間が無い・かつ休日ということで普通に混んでて、ザーッと見ただけだったけどやっぱ面白いねー!地球館の下の方の階とかをじっくり見た  あとは別室で学芸員の方の話を聞いた  学芸員の人の話聞くの楽しい!ジャンル問わずその事に詳しいとか、熱心とか、そういう人の話は魅力的  この日このあとダッシュで羽田に向かって飛行機で札幌に飛んだ(お笑いライブを見るために)

○2023.08.01

武蔵野市立吉祥寺美術館
さかざきちはる ペンギン街に出る

 さかざきさんはSuicaのペンギンの作者として有名で、チーバくんの作者でもあってすごい  ミニサイズの作品が沢山並べられてて、いくら慣れてるとはいえこの数を大きなミスなく描くって大変な事だし、でもその苦労を感じさせないくらいみんな可愛かった  建物の中の一部が美術館(出光とか夢美術館とか、東京はこういう構造が意外と多いのかな 東京に限らない?)という構造になってたんだけど、綺麗さとか色の感じが広島いた時通ってた幼稚園に似てて、展示内容の愛らしさも相まって心温まった

○2023.08.05

秋田県立美術館
浦上コレクション 北斎漫画─驚異の眼・驚異の筆

 M-1ツアーを見に秋田に行ったんだけどMツ以外の予定をひとつも決めてなかったからたまたま近くにあった美術館に入った  北斎は教科書のスタメンだし名前と代表作なら知ってるよーって人も多いと思う(実際わたしの認識もその程度)けど、今回この展示見て「マジで絵上手いな!」と思った  あたりまえ感想  描くために必要な線の厳選が上手いっていうのかな?展覧会名に含まれてる漫画という表現にピッタリだと思った  あなたのような絵描きたいですよ!

秋田市文化創造館
開学10周年記念展「美大10年(あきびじゅうねん)」

 これは前述の北斎見た後に通った施設でたまたまやってた展示  秋田公立美術大学という大学が10周年を迎えたということでやっていた  美大って凄いよなあ!自分は受ける勇気も実力も無くて視野に入れることなく過ごしてきたけど、今の大学には絵で入ったから(イミフ入試)入試対策関連の展示とかは少し「これあったなあ!」みたいな気持ちになれて嬉しかった  秋田という地にあることを活かした作品とか、あと能代出身の人が駅の近くの写真を使った作品を展示してて、行ったことない場所だけどこの人にとっては故郷なんだなと思うと不思議な気持ちだった  大きな作品は吹き抜けの部屋で展示してた  ここ多分施設としては美術館ではないんだろうけど、めちゃくちゃ広いし、見せるって点だけ考えたらかなり向いてるなあと思った

○2023.08.16

国立新美術館
テート美術館展 光─ターナー・印象派から現代へ

 ターナー好きだからターナーありがとうございますと思いながら行った  激混み!夏休みかつ話題の展示だったからしょうがない  新美は中学生の時行ったことがあるんだけどまず建物がかっこいいよね  外国の大学みたい(知らんが…)  西洋画は専門じゃないのでテキトーに思った事だけ言うけどモネやターナーの絵って水の中から光を見てるみたいで私は好きですねえ  "印象"という言葉はそういう形をしてるのかも  最後の方にあった、上からカラフルな物が吊るされてる展示も好きだった  あと新美はグッズが凄い!力が入ってる!もう近年ミュージアムショップって美術館の中でも特に大きな魅力の一つになってると思うけど、ここや東博はショップの為だけにでも行きたくなっちゃう

○2023.10.28

神奈川県立歴史博物館
★ 特別展 足柄の仏像

 神奈川遠いすよお!と思いつつ、 教授と一緒に行けて嬉しい  足柄という地域に関係のある仏像たちが大集結されていて、二重の方とか、螺髪がグルグルの縄目になっている方とか、足柄という縛りを設けても尚バリエーション豊かで驚いた  縄目の螺髪マジで怖い!少しだけ波長の違う世界に来たのかと思った!怖いとか言うのは失礼か  でもギョッとした  終わった後教授とカフェで図録見ながら色々話して、この時間かけがえないと思った(詳細な分野はボカすけど教授は日本美術を専門にやってらっしゃる女性)

○2023.11.11

北区飛鳥山博物館
北区貝塚物語─とある少年が見た、おどろきの縄文ワールド─

 授業  飛鳥山博物館はかなりお世話になっているけど、特に階段が螺旋になってる所が特徴的だし螺旋階段って無条件にテンション上がるから行くたびに嬉しい  貝塚を照らすライトがよく見たら赤とか青とかいろん色になってて、これがあの有名な三原色的なやつかと思って勝手に勉強になった  子供の目線から見られることを強く意識した展示になってて、博物館がどの層をターゲットにするかとか、そのターゲットを考えるとしてその場の立地はどうだろうかとか考える必要があるんだろうな(飛鳥山博物館は公園の中にあって、子供たちが多い)

○2023.11.15

アーティゾン美術館
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬサンサシオン

 これ本当に良かった!!マジで絵が好きなんだよ(泣)  山口晃西原理恵子が描いてた漫画の中で対談してたのを見てから知って(きっかけ変?!小学生くらいの時から西原理恵子のできるかなを読みまくってた)、絵柄は少し昔の絵巻とか版画のものっぽいんだけど現代の雰囲気も融合してる感じが本当に刺さってる  北斎の展示を見た時も思ったけど、描くために必要な線の選び方が本当にうまいという印象  告知にも使われてた絵は祈りみたいな雰囲気の絵なのに使われている色が個人的には鮮やかで、その合わせ方が刺激的だったから大きいポストカードも買って家に飾ってる 今まで見てきた中でポスターが印象的だった展示ってありますかと聞かれたら真っ先にこれを挙げると思うし、題名の言葉の並びもすごく綺麗!サンサシオンはフランス語で「感覚」を表す言葉らしいけどきっともっと近づける適した意味があるはずで、それは日本語の中にはないんだろうなと思う 

○2023.11.19

東京国立博物館
特別展 やまと絵 受け継がれる王朝の美

 これも教授と行った  広い、多い、全部ある!と思った  まずそもそもやまと絵っていうジャンルが広い  東博の展示は見るのに体力が必要だなと思うけどその分行く価値大いにアリで楽しい  俵が空飛ぶ絵巻(信貴山縁起絵巻)好きだったなー!詳細を忘れてしまったんだけど仏様かその化身かなにかが法輪に乗ってる描写も好きだった  ミュージアムショップ見に行ったら俵のクッション販売されてて、もうなんでもアリやんと思って爆笑  ミュージアムグッズのそういうとこ好きなんだよな!

○2023.12.22

I'Museum Center(市原歴史博物館)
★ いちはらのお薬師様─流行り病と民衆の祈り─

 教授にオススメされて行ってみた 県内だけど市原ともなるとそこそこ遠い!内房線降りてからも公立博物館あるあるでアクセス絶望的だった(私は怠惰ですのでバスでしか行けない場所の事を絶望的と形容させていただきます)けど、知らない街で知らない交通機関使うの好きだから楽しかった 平日なのもあってマジで空いてて好きなペースで見れたのも良かった 館内は地域の高校生と作り上げたレイアウトになってて、地域と密接に関わり合ってる施設ってこういうこともできるんだなと思った 龍角寺薬師如来坐像、ちゃんと見ると想像以上に大きいし黒い!火事の前、どんな姿をしていたんだろうね 写真撮影スペースにパネルがあったんだけど、如来がプレゼント袋を背負った絵の上に「MERRY★MERRY CHRISYMAS」と書いてあって、そんなことしていいんだと思って面白かった

○2024.02.09

東京ステーションギャラリー
みちのく いとしい仏たち

 教授やOGたちにもう東京で見れる機会無いかもしれないような仏像たちがたくさん来るから、と言われて行ってみた ステーションギャラリー初めてだったんだけど本当にエキナカ!煉瓦むき出しなのに触ったらダメなんすねーコレ…と思った これまで見てきた仏像の造形とは大きく異なる仏像がたくさん出展されていて、意図もそうだし東北地方への仏教伝播の過程も気になった(普通に勉強不足なだけだと思うけど東北ってあんまり仏教のイメージ無い でも中尊寺とかあるか… 都から遠いし冬は雪も降るから独自の発展をしやすかったのかな) キャプションに何度も「かわいい」という文言が出てきてかわいい推しなの面白かった 尊ばれると同時に愛されもしてきたんだろうか~ 信仰に対する距離感の違いみたいなものを感じて印象に残る展示だった

○2024.02.20

すみだ北斎美術館
北斎サムライ画伝

 研究室のOGの方にチケット頂いて見てきた 両国で下車したのって初めてな気がする、下町イイネ 外観がかっこいいというのは元々知ってたんだけど入り口がどこなのか一瞬分からなかった 感想としてはやっぱり北斎絵うめーと思った、秋田で見た北斎漫画といくつか被ってる資料あったけどこちらはサムライ画伝と名前が付いているように騎乗している絵とかも多かった 私自身iPad手に入れるまでずっとペン画で絵描いてたから、北斎みたいな線とベタだけでの表現って上手さがすんなり頭の中に入ってくる気がする 技法のわからない絵は凄すぎて近寄りがたさもあるけど、こちらは少しだけ話が通じる感覚 常設展も見たんだけどタッチパネルとかが充実してて近現代という感じだった 常設内容も北斎なのに企画展も北斎で打てるの凄すぎる フライヤーの色使いも北斎と現代の融合という感じでスタイリッシュで好きだった 

○2024.03.07

松戸市立博物館
博学連携展示「松戸探検 100年前からのくらしのうつりかわり」

 割と有名かつ行きやすい距離なのに行った事ことかったので行ってみた アクセスは市原同様バスで、なんで公立博物館って駅から遠いんだ(21世紀公園の近くにある) 常設展から見たんだけど噂に聞いてた住宅再現がめちゃくちゃ良かった!立体再現でその中まで入れるってなかなか珍しいと思うんだけど、本当にそこに住んでるみたいな感覚になった ただ一室が再現されてるわけじゃなく本当に団地に住んだ人だけが記憶に残せる景色みたいなのがそこにあって、博物館が残していくものって「物」だけじゃなくて感覚とか記憶とかも含まれているんだなと感じた 博学展示の方は昔の松戸と今の松戸の写真比較が面白かった 

○2024.04.23

国立新美術館

マティス 自由なフォルム

 この展示企画自体にキャノンが特別協賛で入ってて、この日だけ学生のみ入場可・観覧料無料というエグスギサービスデーだったのでそこまでされたら行くしかありまへんと思って行った 企業はこういう取り組みをどんどんすべき。興味の薄い分野の展示でも行ってみたくなるから(上から、すみません。) 立体再現が好きというのもあるけどやっぱり最後の方の教会再現がすごく良かった!テキスタイルなどに関しては明るくないけど、普通に可愛いなと思ってクリアファイル買ってしまった マティスの使う青はマティスの青って感じで、独自の「色」が文字通りあるの羨ましくなった 

○2024.04.25

渋谷区立松濤美術館
没後120年 エミール・ガレ展 奇想のガラス作家

 前回神泉から歩いたから今回は渋谷から記憶を頼りに歩いてみたんだけど本当に土地勘なさすぎて大幅に無駄な歩き方をした 後で調べたら普通に文化村通り進んでたら問題なく着くっぽかったから、今後行く人は横着せず下調べして向かってください。西洋美術に疎い上立体造形となるとサッパリで、ガレに対する前提知識みたいなものをほとんど持たずに行ったんだけど逆に新鮮に色々見られて良かったかも 松濤の建築にガレの作品がの雰囲気が良く合ってた!カッコいい 途中にあった犬の形の作品、歯が見えちゃってるところがうちの犬に似てて愛着湧いた こういう出会いがあるから興味圏外の分野の展示もなかなか行く意味があるよなあと思う、金銭的に厳しいからあんまできないけど    

出光美術館
出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅠ 復刻開館記念展─仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント

 出光美術館は東京のど真ん中にあって、しかもビルの9階にある 自分の中で展覧会に行くっていう用事が都内の綺麗な建物に入るための免罪符になってる部分があるから、マジで嬉しかった 館内は静かで落ち着いてて目の前が皇居、外見からは想像つかないぐらい広い 展示物は出光美術館の収蔵品がメインで、陶器や磁器が多め 仙厓の記号みたいな書道?作品が面白かった、絵画と書の境目って何だろう 種字曼荼羅を見た時も思ったけど、ただの線と意味のある絵の違いって何なんだろう?一時期これを突き詰めたくて図像学で卒論書こうと思ってたくらいだったけど難しくてやめたなー 出光は2024年の12月を以て立替工事のため長い間閉まるので、興味ある人は年内に行ってね

○2024.05.22

東京国立博物館
特別展 法然と極楽浄土

 そこまで絶対行くぞ!というような意気込みでもなかったんだけど、たまたま見た情報で涅槃図の立体版(仏涅槃群像)が出品されていることを知って行きます100%という気持ちになった 涅槃図では人以外にもいろいろな動物たちが釈迦の入滅のために集まってる様が描かれているけど、その中にはカタツムリとかもいて、涅槃図の群像の中にいるから仏教作品だと捉えられたけど、これ単体で出されたらただただ丸っこくてかわいい生き物と思ってしまうくらい愛おしかった この作品群は香川から来たということで、今度帰ったらまた見に行こうかなー 自分が死にますとなった時にカタツムリまで駆けつけてくれたらこの上ないわ 来迎図がメインビジュアルなのも嬉しかった 日課念仏(家康が滅罪を願って毎日書いてた念仏)は家康も死後こんな大衆の目に晒されると思ってなかったでしょ、お茶目やなと思った

○2024.05.30

龍谷ミュージアム

★ 春季特別展 文明の十字路 バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰 ガンダーラから日本へ

 5月30.31は展示を見るために京都大阪奈良に行った(別でブログを書いてます) これは完全にフライヤーに惹かれて、当初行く予定なかったけどせっかくなので組み込んだ 日本の仏像とガンダーラ仏は造形とか全く違うんだけど、ガンダーラの方が「はじまり」に近いから様々な宗教との繋がりとかを感じられて興味深い 混乱するけど ガンダーラ仏は外国の造形だからなのかかなりシュッとしてて、大昔に造られたとは思えない繊細さと上手さ?みたいなのを感じる 本当にそんなつもり無かったのに展示内容が充実しすぎてたのとガンダーラ仏の魅力が強すぎて、財布に無理を言って図録を買ってしまいました(最近サイト見たら売り切れてたから本当に買って良かった 展覧会図録は売り切れるともうなかなか手に入らない) 見た後で知ったけどこれ巡回展らしく、2024の9月14日から11月12日まで三井記念美術館でも同じような展示やってるので興味ある人は行ってみて

国立民族学博物館

日本の仮面 芸能と祭りの世界

 本当にただただ趣旨が気になって、たまたま空海展と会期が重なってたから行った まず万博記念公園に行けたことが嬉しかった!大きな作品というのはまっすぐに凄みを感じられて好きだから、太陽の塔見られて良かった 個人的には一番上の顔が好きで、こちらの全てを知ってるような、上位存在だなあと勝手ながら思わされる 軽く調べたけど正体はカラスということで、太陽の塔という名前から八咫烏を連想させる感じも強者感を強めるなと思った(オタクなので霊烏路空の事を考えていた) 本題の仮面展は平日なのもあってかなり空いてて、本当に日本中の様々な祭りや芸能にまつわる仮面があった 北から南、時代も大昔から最近の祭りの屋台で売ってるようなお面まであって充実感がすごかった 個人的には練供養のお面があったのがテンション上がった、初見の祭りの仮面は慣れるのに時間がかかるけど、練供養は知ってる顔だからなんか安心した 千葉には仮面を被った仏像(覆面観音)が存在して、一瞬その仏像について調べてた時期があったから仮面というテーマには思い入れがあったんだけど、身体の中のそこまで面積が大きい訳でもない「顔」という部分を変えるだけで他人・他者になれてしまうというのが恐ろしくもあり魅力でもあるなと感じた

○2024.05.31

奈良国立博物館

★ 生誕1250年記念特別展 空海 KUKAI─密教のルーツとマンダラ世界

 本当にずっとずっと心待ちにしてたやつ ほぼ1年前(情報解禁直後)くらいから奈良行くぞ!と覚悟決めてお金やりくりしたり安いホテルや電車のルートをひたすら探したりした 平日だけど観光客をはじめとした大勢の人で混雑 1250年前の人が生きた証を見るためにこんなに多くの人が集まるって、宗教云々の前に人として凄いことだと思った 今でもこんなに凄いんだからそりゃ当時はもっとすごかったでしょうな 第一章のレイアウトが圧倒的で、曼荼羅の中に自分が入るような形になっていた 教科書の小さい写真で見てた世界が自分よりも何倍も大きいサイズで目の前に現れて、当然だけど鳥肌立つぐらい感動した 本当に行けて良かった!仮に巡回展だったとしても、奈良で見たということに意味があったように思う 参加は出来なかったけど裸の仏像に服を着せるというワークショップ(衝撃)を開催していたようで、奈良の子供たちはこんなに心躍るワークショップに参加できるのかよと思って羨ましかった ちなみに裸の仏像は股間の部分に葉っぱがあてがわれている。奈良住みてー

○2024.07.17

国立近代美術館

企画展 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

 ありがたいことにチケットをいただいたので見てきた 近美って昔行った事あるなあと思ってたら現美と勘違いしてたことが発覚、初めて竹橋で降りた!近代作品に関しては完全門外漢であまり詳しくないんだけど、それでも知ってるようなダリとかバスキアの作品が並んでて「テレビで見たやつだ(教科書で見たやつだ)」状態だった コンセプトの通り日本の作品も多くて、数寄屋橋畔という作品の青色が鮮やかで思わず写真を撮った(撮影可の作品がかなり多かった 普段撮影可でもそこまで写真撮らないんだけど、さすがに忘れたくなかった) 個人的に「植物のトルソ」という作品が印象的だった 所蔵作品展も見た 高校時代鴻門の会のよくないオタクやってたからその絵が現れてビックリ(公式画 と思った) 近代になると芸術に対するアプローチもグッと増えて、技法や画材の欄に見たことない物質?の名前が書かれていることもあって興味深かった 

○2024.07.25

東京国立博物館

創建1200年記念 特別展 神護寺 空海と真言密教のはじまり

 法然展の後チラシを見て開催を知って、音声ナビが沢城みゆきということもあってずっと楽しみにしてた 奈良博で見た高雄曼荼羅金剛界だったから、今回会期的に胎蔵界が見れて良かった!高雄曼荼羅って本当に大きいしガチ重要だから、これを運ぶのって重圧も責任も手続きもすごい大変だろうに東京まで運んでくださってありがとうという気持ち 常々言ってるけど東博の特別展はボリュームすごい代わりに見るのに体力必要で、毎度最後の方クタクタになるんだけど今回はトリの十二神将がかっこよすぎてかなり疲れを忘れた 光が当てられて強い影が落ちてたんだけど、影だけ見てもこんなに強そうなの凄いなと思った 服のなびき方とか本当に信じられない 彫ってこの表現ができるんか 沢城みゆきさんのナビもナイスだった ぷちこ、シュウ、鬼太郎、ありがとう。

○2024.08.10

半蔵門ミュージアム

特集展示 音を観るー変化観音と観音変化身ー

 前々から行きたいと思っててやっと行けた 期間が長いからいつか行けるでしょうと思って先延ばしにしてたら迫ってて危なかった!観音様好きだから特集嬉しかった 展示空間は本当に静か バックの機械の音と客の足音とか衣擦れが多少聞こえるだけで、あまりにも静かだから己と向き合ってるのかと思った にぎやかよりは静かな方が好きだし、展示物と相まって神聖性もあったから、あの雰囲気だけ感じるためにまた行くこともあるかも あまりそういった事はしたことないから分からないけど”祈りの空間”という感じだった 広くはないんだけど看視員が個人的には多めな印象で、そんなに混んでる訳でも無いのに凄いなと思った 法然展で立体版を見た「涅槃図」があったんだけど、入滅を見に来てる動物たちがマジで多い!犬とか猫とか馬とかは分かるんだけど、法然展にもいたカタツムリとか蛇辺りになってくると本当にこいつの意思なのか怪しいし、今回の絵で初めてそこに居たことを知ったんだけど貝(しかも二枚貝)(が、2ペア)が来てたのはさすがに衝撃だった どうやって来たんだよマジで 見えてんの? 仏の教えにはそうまでさせる魅力があったんだろうか 別階のパネル展示で涅槃図の詳しい解説があって本当に助かった 【入場無料】なのえげつない

○2024.08.27

アドミュージアム東京

「コレって広告?!展」─拡張する21世紀の広告クリエイティブ─

 4月からやってて絶対行きて―と思ってたのにクネクネしてたら会期もうすぐ終わりそうで焦って行った アドミュージアム初めて行ったけど常設展で日本の広告史みたいなものをさらってくれてありがたい 企画展は名前の通りコレも広告か!みたいなものが様々な方式で展示されてて、例えばFit'sのCMとかこども店長とか確かに「広告」だし懐かし~とも思った 展示会場のひとつ上の階がライブラリーになってて、想像以上の蔵書(ほとんど広告関連)の多さに驚いた コレ私の家にも欲しいわ ミュージアムショップも見たけど値段割と安くて、正直入場も無料なのにどこで採算取れてんの?!と思った 客層がめちゃくちゃ若い!カップルとか女子2人組とかが多かった 仏像展は若いカップルとか来ないから(え!)、こういう場所が少しニッチな展示への架け橋になってくれたら嬉しいと思った 逆にこういう知名度と開放感のある場所(21-21とかもそう)で仏像展やったらどうなるんだろうっていうのも気になるし 普通に広告展とかグラフィックアートの展示もっと行きたいなー

○2024.08.31

渋谷区立松濤美術館

★ 111年目の中原淳一

 諸事情で前期展示の頃からお世話にはなってて展示も何回か見てるんだけど、後期になったのとチケットをいただいたというので滑り込みで見てきた 中原淳一の絵本当に好き!特に墨とインクで描いてる白黒の作品、私が「こういう絵が描きたい!」と思う要素が全て詰まっていて何回見ても惚れ惚れする 北斎とか見てても思うけど作画に無駄がない 中原が描く洋服も全部カワイイ、あんな感じの服高円寺とかでたまに見かけるけど高くて買えないんだよなー 見に来てるお客さんの中にもチラホラ手作りっぽい服を着てる方がいて、中原が作った魅力というか魂みたいなものは確かに受け継がれてるなあと思った 地下の展示室に入った途端洋服の実物展示が見えて、それが本当にカワイイ!ああいうのが似合う大人になりたい、フェルトのスカートもパッチワークもレトロながら古臭くなくて鮮やかだった 図録も分厚くて力入りまくってて本当に凄いです

○2024.09.12

出光美術館

出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅣ 物、ものを呼ぶ─伴大納言絵巻から若冲へ

 出光も諸事情でお世話になっていた館 鳥獣花木図屏風の描き方がすごかった、相当大きい作品なのにこんなに緻密なことをやっていたと思うと気が遠くなる!前見に行った展示(Ⅰ)は陶磁器がメインでちょっと難しいかも!と思う瞬間もあったんだけど、今回は絵巻とか屏風、掛け軸が多くて、物語性のあるものも多かったから少し理解できた気がする 中国系の山々の中に人のいる建物が描かれてる作品が好きだから実際にそういう場所に行ってみたい 寒いのかな?でも空気とか靄とか綺麗なんだろうなー 学生無料期間という事もあって平日なのに人が多かった 来るたびに日比谷有楽町辺りのビルがどんどん閉まってて(特に最近6thのホテルが閉まったことを知ってショックだった)出光も年内で閉まって、東京の街が変わっていくんだなあという感じがする 何年後に工事が終わるのかとか何も知らないけど、新しくなった出光美術館にいつか出会えるのが楽しみ!「保存を行う場所」が変わりゆくのって不思議な感覚

 

〇2024.10.10

アーティゾン美術館

空間と作品 作品が見てきた景色をさぐる

 ずっと評判良かったから行かなきゃと思いつつギリギリまで行けてなくて、院試準備でありえないぐらい気分落ちてたんだけど美術館に対する新たな知見とか得られるかもしれないしということで行った 行って正解だった!できる事は全部やろうと思って英語のキャプション読んで勉強を兼ねたりもした(必死すぎ) 私は仏像が好きだから、特に古い仏像に対してこの仏像はこれまで何を見てきたんだろうとかよく考える(例えば百済観音なんかは未だに不明点が多いけど、百済観音自体にはこれまで見てきた景色があるはずで、どうやって今日まで存在し続けたのか当人だけは知っているという状況が[メロい]なと思う)んだけど「作品が見てきた景色をさぐる」っていうテーマがそこに近いなと思って惹かれた あとこの作品を描いた作家はこんな作品を持ってたみたいな趣旨のゾーンは、美術館とか作品に対してどういう楽しみ方をしたら良いかわからないと思っている人たちでも楽しむきっかけになりやすそうで良いなーと思った 詳細忘れてしまったけど日本画風に大きな作品を作る近代の画家がちゃんと古い絵巻を持っていたのなんかバイブルって感じして熱かったなあ 他にもこの人ってこの人の作品持ってたんだ?意外だなと思うと同時にこれ好きバレやんとも思った アーティゾンの隣にも芸術系の建物できるらしいからまた行こう 東京駅近郊大好き!

 

〇2024.11.06

21-21DESIGN SIGHT

ゴミうんち展

 えっ展示会の名前にうんちとか付けてしまうのアリ?六本木で?という感じで情報出た今年の春から気になってた展示 会期変更情報出る前から気になってたけどさすがに院試終わってからだなーと思ってやっと来られた 糞驚異の部屋と名付けられたスペースがあって(「驚異の部屋」自体は元々ある概念で、博物館の前身みたいなもの)うんこなのにちょっと知的で面白かった コンセプト通りずらっと資料が陳列されてたんだけどその中に「疑似うんち」っていうのが飾られてて、本当に名前の通りなんだけど疑似うんちじゃねーかと思って写真撮ってしまった ウンチウンチと思いながら展示見てたけどちゃんと環境の流れとか循環とか、ゴミとは何なのかみたいなところと最終的には向き合える構成になってて、クリエイターってすごいなという感じだった 21-21って綺麗だしスタイリッシュで展示会場としてそもそも好きだからまた来たいな!もうちょっと色々なところにお金回せるようになったら展示見た後ミッドタウンでご飯食べたりなんかしてね(爆笑) 余談だけど会場外に展示される大型ポスター?みたいなものには「ゴミうんち」という文字列は印字されてなくて、これ行政とか六本木の住民たちから何か言われたのかなあと思った 

 

  

 

 

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私の中には信念として、"作品を見て「分からない」と思うのは理解しようとした証拠" というのがあります 難しい作品に出会っても恥じる必要ナシ あなたも興味のあるミュージアムへGO